2013年 12月 02日
永遠のゼロ ★零式艦上戦闘機
ゼロ戦のコックピットに座り、エンジンをかけた瞬間
それは死へ向かう二度と帰る事の出来ない旅への出発となる瞬間
どれだけ多くの若者が 死にたくないと思いながら
命を落としていった事だろう・・・
今の平和な時代からは想像の出来ない時代・・
「戦争を知らない子供たち」というフォークソングが流行っていた時代に
青春時代を過ごして来た私も 当然、戦争の実体験はない
その世代が育てた若者が 二度と戦争をしてはいけないと
心から思ってくれているだろうか
この模型を見つめている世代によって 表情が違う事に気が付いた
おそらく戦争を体験されたであろう方は 深い悲しみに満ちた目で
黙って・・じっと見つめておられた。
小さな女の子がお母さんに聞いていた
「ねえ あの人死んだと? 飛行機に乗って死んだと?」
「永遠のゼロ」の映画の宣伝も兼ねて
平和について考えてもらいたいとの思いからの展示なので
特攻隊に扮した若い俳優の写真がゼロ戦の横においてあるのを見て
小さな女の子が何回も聞いていた。
母親が なんと応えて良いのか躊躇し、その答えをしばらく口にする事が出来なかったからである。
時代が時代であれば 私も胸の張り裂ける思いで 息子を送り出さねばならなかっただろう
今の平和を大切に
心からそう願わずにいられないません。