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kawasemikoの気ままなお喋り

  アオサギの記事の再再投稿   2014年4月20日投稿 その② アオサギ☆アオサギの渡りの話

昨日、温泉宿の足湯に浸かりに来るアオサギ愛ちゃんの記事で
アオサギの寿命は?って書きましたが
調べていましたね。
最高で35年・・Oh!長生きですね!

この写真のアオサギは野鳥の会の探鳥会で見かけられたことがあるかもしれない
「逃げない君」かもしれません。
アオサギの年齢って どこを見ればわかるんでしょうかね?



072.gif再投稿

この日に目撃したアオサギの渡りを思い出したので再投稿しています。

頭上を通過する大群を見て

「エッ!アオサギ?」

それまでアオサギは「留鳥」と思っていましたから とても驚きました。

また あの大群に遭遇出来ないかなあ・・。

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「アオサギの渡り」を目撃した時に調べた事です。


アオサギ学名 Ardea cinerea 英名 Grey Heron

言わずと知れたアオサギです。

形態や行動、生息環境など多くの面で Ardea 属を代表する典型的な種です。

ユーラシア大陸の南半分とサハラ砂漠周辺を除くアフリカ大陸に広く生息し、

ヨーロッパだけで15万から18万つがいがいると 言われています。

個体数の多さや分布域の広さを考えると、サギ類の中で最も成功している種といえるでしょう。

4亜種が確認されていますが、このうち日本に いるのは jouyi という亜種で、

極東から南アジアにかけて分布しています。

それ以外の大部分は基亜種の cinerea です。

cinerea と jouyi はロシア東部では混ざり合っているようです。

これ以外に firasa (マダガスカル)と monicae (モーリタニアの島嶼部)が区分されていますが

いずれも生息域が狭く小規模な個体群です。

体高:90-98cm 体重:1020-2073g


072.gifアオサギの名前

アオサギの名前 学名は Ardea cinerea で灰色のサギという意味です。

英名は Grey Heron、こちらも灰色のサギです。

これ以外にも灰色のサギと呼んでいる国は圧倒的に多く、

青いサギと呼んでいるのは、日本以外では中国、オランダなどごく少数です。

むかしの日本では白でも黒でもない中間的な淡い色を青と称していたため、

灰色っぽいサギは「アオ」サギと呼ばれたわけです。

日本のアオサギという呼び名は奈良時代にはすでに使われており、

当時はミトサギという別の呼び名もあったのですが、

両方の名前が明治時代まで併存したのちアオサギのほうだけが残ったようです。

072.gifアオサギの生息域分布

ツンドラや砂漠地帯を除くユーラシア、アフリカ大陸のほぼ全域に分布しています。

南北アメリカ大陸やオーストラリアには分布しません。

高緯度地域で繁殖する個体は渡りを行い、冬の間は低緯度地域で越冬します。

日本全土に生息し、沖縄などを除いてほぼ全土で繁殖しています。

日本の多くの地域では留鳥ですが、

北海道など北の地域のアオサギは冬になると低緯度地域に移動します。

なお、日本で繁殖したアオサギの渡りルートについてはほとんど分かっていません。

全世界のアオサギの個体数は不明ですが、

ヨーロッパでは約50万つがいが繁殖していると推定されています。

また、北海道でのつがい数は約4500と見積もられています。



「アオサギは東南アジアに渡るのか?」という質問に次にように答えてありました。

東南アジアというのはじつはベトナムのことです。

春に山口県で標識されたアオサギが、その年の冬、ベトナムで見つかっているのです。

ただ、これもたった1例に過ぎません。

他に海外との行き来ということでは、

ロシア極東で標識されたアオサギが福岡や千葉で見つかった例があります。

ロシア極東のアオサギは東南アジアのほうへ向かう場合もあるようですが、

一部はこうして日本へ来ているということですね。

更にアオサギの渡りについて

渡りといえば、ガンとか白鳥など普段から群れで暮らしている鳥が有名ですが、

同じ群れの鳥でもアオサギの渡りを知る人はあまりいないと思います。

私が見たアオサギの渡りはいつも夕方開始されました。

午後遅くなると四方に散らばっていたサギたちが続々と集結してくる場所があります。

そこではひたすら佇んでいるだけなのですが、

薄暮の頃に そわそわした雰囲気が訪れます。

ギャッ、ギャッと頻繁に声を立てるようになり、

それが頂点に達すると一群のサギたちが上空へ舞い上がるのです。

飛び立ったサギたちはすぐには去りません。

しばらくは上昇気流に乗るようにぐるぐる旋回しながら高度を上げ、

その間にメンバーが補充されたり脱落したりします。

やがて、相当な高さまで上がったところで初めて向きを定め飛び去ります。

ガンのようにカギ形の隊列になることもありますが形を成してないことも多いようです。

アオサギの渡りについては分かってないことも多く、

日本ではその経路をはじめ越冬先についてもほとんど調べられていません。

標識調査によると、釧路で標識されたアオサギが長崎で見つかった例があります。

山口県のアオサギは遠くベトナムで発見されました。

さらに、シベリアのアオサギの中にはアフリカで越冬するのもいるそうです。

アオサギの最高長寿は35歳だそうです。

しかし、春に生まれた雛の一年後の春までの生存確率は半分だそうです。
          
         「アオサギを議論するページ」の中の「アオサギの渡り」という項目より


いつも身近にいるアオサギにも過酷な現実があるのですね。
by kawasemiko | 2016-10-04 20:39 | 野鳥 | Comments(0)

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